



SAE J2517 SEP2010
Hybrid III FamilyのPotentiometerの校正試験方法の改定
この情報は2010年9月にSAEより発行されたもので、最新情報ではありませんが、重要な情報として再度ここに掲載いたします。
Hybrid III Familyにおいては、胸部の外部からの衝撃による変位量はロータリー式ポテンションメーターでその変位量を測定します。しかしながら、この変位量は変位電圧により推定された値であり、相互の関係は非直線性ですが、相互の変位量(mm)と(mvolt/volt)の変換数式によりSAE Dummy Testing Equipment Committee(DTEC)で認証されております。
しかしながら、同一のダミーでありながら校正試験設備間での計測データーに差が発生する事も事実で、それぞれの技術者の経験とSkillにより結果が異なることも多々発生しております。
この、校正試験設備間での胸部変位差を最小限に留め、またダミーの個体差による変位差を最小限にするために、変位計測の非直線性の数式の修正を提案するものです。特に、内容としては変位計の校正試験手順と集積データーの数式変更となっております。
詳細については、添付いたしますJ2517をご参照ください。
J2856_H-III50_Draft_users_manual_conv_01202015
95th DUMMY RULESJ2860_201209
J2949_201503_50th_ANKLE
Vol.78 Recommendations on Dummies Specifications
Comments on Dummies Observations
FRONTAL IMPACT TESTING(US NCAP)
FRONTAL IMPACT TEST(NCAP)
SIDE IMPACT POLE TEST(NCAP)
SIDE IMPACT RIGID POLE TEST(US NCAP)
SIDE IMPACT MOVING DEFORMABLE BARRIER TEST(US NCAP)
HARMONIZATION OF SIDE IMPACT DUMMIES
FMVSS No. 226 EJECTION MITIGATION
PEDESTRIAN HEADFORM IMPACTOR (JNCAP ISO-GTR)

SURFACE VEHICLE INFORMATION REPORT-DRAFT
2017年4月 RoHS2禁止物質に対するJASTIの取り組み
ROHS2(EC特定有害物質使用制限)に、新たに2015年6月(2015/863)に以下の4物質が追加され、現在10品目が規制対象物質となりました。
追加物質:DEHP、BBP、DBP、DIBP
これら6物質に以下の4品目が新たに2015年6月(2015/863)に追加され、現在10品目が規制対象物質となりました。
新たに追加された4物質は、フタル酸化合物で日本国内では広くポリ塩化ビニールの可塑剤として使用されておりますが、規制が始まるのは2019年以降が予定されております。
JASTIでは従来ポリ塩化ビニールの可塑剤としてDINPを使用してまいりましたが、DINPは上記4品目には該当しませんが、フタル酸化合物である観点より、将来の規制対象物質として懸念されるため、2015年よりフタル酸(Phthalic acid)を含まない可塑剤に変更いたしました。この情報は2016−2017JASTI製品カタログで紹介しております。
上記、フタル酸フリーの可塑剤を使用して弊社製全塩ビ製品は製造されております。それに伴い、製品製造精度も重量、硬度を以下の図面要求値に基づき製造致しております。
ダミーのROSH規制に関する詳細はお気軽にJASTIまでご相談ください。
モールド製品規格参考資料(PDF)
Design and performance specification for the WorldSID 50th percentile male side impact dummy-Part 5:Dummy design updated
ISO TC 22/SC 36/WG 5より2013年5月に発行されたISO 15830 WSID 50thのSecond EditionのPart-1〜Part-4が3年間の経過措置を経て2016年2月にupdateされ、新たにPart 5: Dummy design updatedとしてアナウンスされました。
詳細内容については添付する技術情報をご確認ください。特に構成部品のセグメント重量は修正が加えられており、機能上の変更も両碗並びにAnkle部の可動範囲、Pelvis fleshの内部形状変更等に変更が加えられたものにupdateされております。
Comments_and_reference_about_Lumbar_Flexion_test_procedure_and_result
JTC-240401 Nodding Block
- 図面要求値硬度:Durometer硬度80~90°
性能管理用精度:Durometer硬度80°,82°,85°,87°,90° (5種類)

特徴
- 首部特性試験に求められる最大回転角、モーメント、到達時間の調整が可能。
- 1回目の試験結果より調整が必要となる首に対して、各首特性を必要なNodding Block硬度に変更する事で、より容易に校正試験で合格させる事が可能。
JTC-240402 Rubber Parts
特徴
ゴムの配合から管理して製品の製造を行っている為、首、Nodding Block、Lumbar Spine、Knee Flesh Insert、Ankle Bumper等の要求性能を満足する製品が製造管理出来ている。
各ユーザー要求値に基づく製品提供が可能。
JTC-240403 Lumbar Spine
- 図面要求値硬度:Durometer硬度75~85° (Hybrid-Ⅲ 50th)
性能管理用精度:Durometer硬度80°+/-1° (現在の製造品質管理レベル)

特徴
Lumbar Spineの硬度は、その人体ダミーの上半身の挙動及びRib衝撃値に直接影響する重要な部品です。その為、円筒形のLumbar Spine(Hybrid-Ⅱ 50th ,Hybrid-Ⅲ 5F, 6才児, 3才児)はTorso曲げ試験にてUpper Torso全体の曲げ特性を総合的に管理してきた。
但し、Hybrid-Ⅲ 50th のLumbar Spineは湾曲した形状の為、その性能管理をゴム硬度で管理してきた。弊社ではTorso曲げ試験機を用いてLumbar Spine単独の曲げ特性を評価し、製造管理することでUpper Torsoの挙動を管理している。
JTC-240404 Pelvis
特徴
表皮及び充填剤の充填率等を細かく管理することで、Hip Joint特性試験の要求値を満たした製品の安定供給を可能にした。さらに、蓄積した研究データにより、各ユーザー要求値に対しての細かな対応も可能である。
JTC-240405 Knee Flesh Insert
- 図面要求値硬度:Durometer硬度40~50° (Hybrid-Ⅲ 50th)
性能管理用精度:Durometer硬度Soft:42°、Normal:45°、Hard:47°

特徴
新品からある程度の硬化、または劣化し始めたKnee Fleshとの組み合わせでも3種類のKnee Flesh Insertのゴム硬度で調整可能。

SID-II's_Federal_Register_Final_Rule
ES-2re_Federal_Register_Final_Rule
2013-21128_Federal Register
2013-17630
Vol.77, No. 38/Monday, February 27, 2012
Vol.76, No. 106/Thursday, June 2 2011

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